焼きぷりん

ホステルの焼きぷりんのレビュー・感想・評価

ホステル(2005年製作の映画)
3.7
スロバキアのとあるホステル。男3人旅で女遊びを満喫していたが、朝目覚めると1人が失踪してしまっていて…?目を背けたくなるほどハードなスプラッター。

退屈な序盤を我慢。最初のあたりは何が起こるでもなく、かなり冗長。一応見ておかないと、後々に繋がるくだりも少しあるので飛ばし辛いところ…。ただ、その後に事件が起こってからは、一気に画の力や展開で引き込んでいく。見事な緩急。

主役は誰だ。自分は二度も騙された。"彼"じゃないなら、正直3人とも途中退場で、別に主人公を立てる感じかな?と踏んでいたので、大分意表を突かれた。

会員制殺人クラブ。お金さえ支払えば、自分好みの無抵抗な人間を、思いのままに『殺せる』クラブ。トチ狂った会員が殺しについて饒舌に語るのが気持ち悪い。

過激な拷問シーン。これが相当なもので、耐性ない人は無理だと思う。本当に痛そうな悲鳴をあげるし、当然欠損ありまくりだし…。これはなかなか精神的に来るものがあった。

斬新なネタではないけれど、見せ方がうまいのか結構楽しめた。妥協のないスプラッターシーンはスゴいね…。中盤以降はずっと胸糞悪いけど、最後の最後だけはスカッとする。
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