かれこれ15年はお世話になったレンタルビデオ屋さんが、来月の中旬に閉店するという張り紙を見て悲しい気持ちでいっぱいになってます。ドラえもんや名探偵コナン、STARWARS、世にも奇妙な物語などの数えきれないくらいのDVDを借りました。それで閉店セールとして、売り場に陳列されてるDVDが帰るということで、計50枚買いました。その中の一つがこの作品です。
久しぶりのスプラッター作品。快楽を求め訪ねた男3人組が、悲惨なことに巻き込まれる、そんな一作。前に「姫様“拷問”の時間です」という漫画を読み、その拷問方法にホンワカしてたのですが、今作の拷問を見るとホンワカの逆の痛々しさが最短ルートで私の心に到達します。ちなみに、漫画に出てくる拷問は、情報を吐かせるために、ご飯を美味しそうに食べてるのを見せたり、遊びに行こうと誘ったりするものです。
今作に話を戻しますが、拷問している人にも思いがあり、拷問を通して夢を叶えようとする姿が、実に切なかったです。一方、拷問を抜け出した先にも肉体的なものではない、精神的な拷問が待ってる構図には、率直に絶望で埋め尽くされたのでしょう。
今の私にとっての拷問は、レンタルビデオ屋さんが閉店することです。