ホステルのグラビティボルトのレビュー・感想・評価

シチュエーションの恐ろしさと特殊造形のチープさのバランスが絶妙。
グリーンインフェルノを観た時には分からなかったんだがイーライ・ロス、ロケーションの嗅覚が素晴らしいと思う。
「人を傷つける事に悦ぶ連中」が巣食う廃ビルは絶品。
拷問クラブの造形は「待ってました！」とばかりに気持ち悪い人間やジメジメした美術のオンパレードになる訳だけど前段階で、「行方不明者と同じ服を着た不審者」や震えた素手でサラダを食べる男、エロいが何を考えてるか解らない女など
本番前の「仕込み」が上手。細部が豊潤。