ふじPONっ

風が吹くままのふじPONっのレビュー・感想・評価

風が吹くまま(1999年製作の映画)
3.2
ストーリー上重要な人物であるはずのお婆さんは一度も姿を現さない。葬儀も直接は見ることは出来ない。他にも、クルーや穴堀君にその彼女、存在するがハッキリ撮されない人物がいる
その代わり、自然や日本からすると不思議な家屋、そこに住む人たちの生活の様子は存分に見ることができる
特に終盤、医者とバイクを2人乗りで走るシーン。見渡す限り、日の光を受けて黄金色に輝く麦畑は息をのむ美しさだ
作中で語られる印象的な詩や、生と死が思い出されて幻想的にさえ映る

ただ、同じようなシーンばかりで冗長に感じたのも確か。電波を探しに丘に行くシーンには違う意味でのため息が出る
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