千年女優

X-メンの千年女優のレビュー・感想・評価

X-メン(2000年製作の映画)
3.5
従来では持ち得ない多様な能力を有する人間が生まれ始めて人々から「ミュータント(突然変異体)」と迫害される世界。窮地の所をプロフェッサーX率いるミュータント専門学校「恵まれし子らの学園」出の集団X-MENに助けられた不死能力者ウルヴァリンが、穏健派の彼らと対立する過激派マグニートとの対決に臨む様を描くヒーロー映画です。

マーベルコミックスの人気アメコミシリーズを、『ユージュアル・サスペクツ』で注目されて後に多くのアメコミ映画を監督するブライアン・シンガーが実写化した2000年公開の作品で、地元オーストラリアでの活動が主だったヒュー・ジャックマンが実質的主人公のウルヴァリンに抜擢され、彼の国際的な知名度を上げる出世作となりました。

ファンからの高い期待とそれ以外からの冷たい視線という相反する高いハードルが課せられたX-MEN映画の処女作で、登場キャラクターが多いが故に紹介に尺が取られてしまう作品上の制約もありそれを越えられずという印象は否めまない所。それでも後々のシリーズを制覇した後ではまた印象が異なり、様々なチャレンジに惹かれる一作です。
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