ゴリラ

飛べ、ペンギンのゴリラのレビュー・感想・評価

飛べ、ペンギン(2009年製作の映画)
3.0
女流監督イム・スルレ監督による韓国社会ストレス大辞典といった感じの群像劇

教育ママストレス編、同調圧力会社ストレス編、海外留学による逆単身赴任ストレス編、熟年離婚危機ストレス編といった感じでざっくり4エピソードに分かれてる

つま楊枝で刺される程度のチクチクするようなプチストレスも積み重なると血が出てくる…そんな感じだろうか
コメディタッチな雰囲気だが、何かやだなぁ~というあるあるなエピソードが重なって観てる側もストレスが溜まっていく

希望の持てる終わり方のものもあれば、ただ辛いだけで終わるエピソードもあったりとなんだか散漫な印象

嫌な先輩役にチョ・ジヌン
ハマってましたわ(笑)
最後にちょっとだけ優しさを見せてくれる


現代の韓国社会に生きる人々の生き苦しさを繊細なタッチで描く…
のは分かったが、もう少しエンタメ性が欲しかったかなぁ
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