このレビューはネタバレを含みます
こちらは10年以上ぶりに見たかも。
ロストワールドは楽しめたのに、こちらはあまり楽しめなかったな。
昔見たときは気にならなかったけど、本作も恐竜達がほとんどパニック要素としてしか描かれていない。
なんかもうそれでもいいやって思えてきたけど、ワクワク感とか全然なかったな。
三作連続して見たから、同じような展開ばかりで見飽きてきたのがダメだったかも。
見るタイミングって大事。
あと、キャラクターがほんとひどい。
グラント博士が夫妻に巻き込まれて島に行くまでの流れが最悪すぎた。
息子のためと言えば聞こえが良いが、人を騙して無理やり死ぬかもしれない場所につれていくとか。。。
巻き込まれた博士とビリーが不憫すぎる。
特にアマンダ。息子が島の近くにいたのも、自分の恋人とバカンスさせてたからだし。
父親のほうが君のせいじゃないとか慰めてたけど、何も同情できないし、彼らの無謀さが出した犠牲を顧みなさすぎだし、今見るとシリーズ史上一番受け付けないキャラクターですね。。。
この夫妻で家族愛とか描かれても、何も感動出来なかったです。
ビリーもねぇ。
卵を盗んだことはダメだけど、それを悔いての自己犠牲はただただやるせない。
正直、元凶の夫妻が悲観してるのとかが滑稽に見えちゃって、ビリーが死んだことをずっと引きずってしまって見てたから、途中からテンション下がって楽しめなかったのもある。
結局彼は無事だったんですが。
彼が生きてたこと全く覚えてなかったからびっくりしました。
最後にすこし気持ちが救われました。
あと、三作目と言えばラプトルとスピノサウルス!
ラプトルは狡猾さや頭の良さ、ラプトル同士のコミュニケーションとか、ラプトルの特徴が際立っていたのはとても良かったです。
また、衛生電話の着信音に振り返った先に佇むスピノサウルスにはゾッとした。
電話の音はするのに地響きせず近くにいる違和感はあるんだけど(笑)、演出的に印象に残る名シーンです。