抹茶マラカス

ジュラシック・パーク IIIの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)
3.6
 何よりも子どもが無事だったし、子は鎹とはいうもので、夫婦のきずなも元通りで良かった良かった…ってなるわけねぇだろ。どう考えてもグラント博士と助手のビリーを巻き込んだ張本人たちで更に予習もしてない覚悟も決めてきていないクソ夫婦なのに見せ場までもらって無事生還っていうのはあまりにも。
 それを除けば、予算が削減されたのが中盤までにかけてのB級感や、翼竜の鳥籠での霧あたりでモロに出てはいる。寸前で扉が閉まってセーフを何回もしてたり、数年たってるはずの自販機のモノ食ってたり、子どもが2か月生きてる説明はまあされてないあたりはあるものの、割とちゃんと伏線として準備している物を利用して脱出に成功しているし、森、水中、空と色々なフィールドで恐竜の魅力を引き出す努力もしている。ある程度質の下がることの多い続編としては悪くないのでは。