1作目で活躍した古生物学者グラント（サム・ニール）は研究資金援助を申し出た富豪夫妻と共にに、今も恐竜たちが生息する島へ再び舞い戻る羽目になってしまうお話。
2作目よりは好きだけど...という程度の感想でしたね...。
前作、前々作の上映時間が2時間越えだったのに対して今作は92分という超コンパクト設計。
そのおかげでかなり内容が薄味になっていましたね。
恐竜の生息する島に迷い込んだ少年エリックを助け出すという名目のもと、結局はただ恐竜から逃げるだけの物語。
1作目にあったような主人公の成長物語などなく、ただただ逃げるだけ。
そこにはアッと驚く展開も無ければハラハラさせるような演出もありませんでした。
シリーズ史上最も上映時間が短いわけですが、正直一番時間が長く感じた気がします。
今まで王者として君臨していたT-REXを一撃で捻り潰し新たな脅威として主人公達に襲いかかるスピノサウルスや相変わらずのラプトルの不気味なしつこさ等、とても好きなんですけが、3作目ともなるとどのアクションシーンも特に新鮮さが無かったのは残念でしたね。
ただ、スピノサウルスの腹の中から衛生電話が鳴り響いたり、プテラノドンの登場、クライマックスである水中での攻防など愉快な展開もあったのは良かったです。
タイトルのロゴマークになるほどスピノサウルスが中心になっていますが、そこまでこの恐竜に魅力を感じないというか。
ただただデカいだけでインパクトや怖さは絶対にT-REXが勝ってると思うんですよね！
僕のアイドルT-REXがスピノサウルスにいとも簡単に倒された瞬間、僕の中にあるT-REXとの思い出が踏み潰されたような気がしてしまいましたよ。
やっぱりジュラシック・パークはT-REXが永遠のマスコットでないと話にならないということを思い知らされました。
と言っても前作より今作の方が僕は好きだったりします。
それは主人公がアランに戻ったということもありますが、一番は恐竜を悪として描いていないということが大きいですね。
ある意味で原点回帰的な物語になっていたところは安心致しました。
プテラノドンに襲われた青年の結末は今までのジュラシック・パークでは考えられないほど生温くて興醒めしたけど、全体的にはそこそこ楽しめる作品なんじゃないですかね。
内容ペラペラレビュー3連発でしたが、恐竜への熱意は燃えたぎっております。
故に新作がどんな仕上がりになろうとも心から楽しめる謎の自信が込み上げてきたのでした！！！
