えびボクサーじゃなく、
しゃこボクサーである。
アルバトロス・フィルムの配給。
ある意味、代表作だと言えます。
アルバトロス・フィルムらしい。
2メートルのえび(しゃこ)がボクシングをする。
そのえび(しゃこ)はまったくしゃべらないので、
キャラクターとしてはえび(しゃこ)だという事。
しゃこパンチは確かに強力だ。
水槽のガラスを破壊する怪力。
主人公のビルは一攫千金を狙います。
それによりセックスをするのが目的。
昔はボクサーだったけど今は中年男。
ガキに一発ノックアウトされる始末。
一方のアマチュアボクサー。
スティーブはヘタレである。
絶賛連敗中のボクサーです。
スティーブの恋人であるシャロン。
アイスクリームを塗る趣味がある。
文字通り体で仕事を手に入れます。
同じ部屋で過ごしているうち、
ビルとえび(しゃこ)の間に、
奇妙な愛情が芽生えるのです。
本作は決してコメディ映画ではない。
本作はヒューマンドラマ映画である。
本作は意外にも感動してしまいます。
そういう構成だが、
感動などしません。
えび(しゃこ)という時点でおかしい。
その前提から感動などできるワケない。
最後には「何これ」と思う事だろう。
これがアルバトロス・フィルムです。
RE-174