あきしげ

えびボクサーのあきしげのレビュー・感想・評価

えびボクサー(2002年製作の映画)
2.0
えびボクサーじゃなく、
しゃこボクサーである。

アルバトロス・フィルムの配給。
ある意味、代表作だと言えます。
アルバトロス・フィルムらしい。

2メートルのえび(しゃこ)がボクシングをする。
そのえび(しゃこ)はまったくしゃべらないので、
キャラクターとしてはえび(しゃこ)だという事。

しゃこパンチは確かに強力だ。
水槽のガラスを破壊する怪力。

主人公のビルは一攫千金を狙います。
それによりセックスをするのが目的。
昔はボクサーだったけど今は中年男。
ガキに一発ノックアウトされる始末。

一方のアマチュアボクサー。
スティーブはヘタレである。
絶賛連敗中のボクサーです。

スティーブの恋人であるシャロン。
アイスクリームを塗る趣味がある。
文字通り体で仕事を手に入れます。

同じ部屋で過ごしているうち、
ビルとえび(しゃこ)の間に、
奇妙な愛情が芽生えるのです。

本作は決してコメディ映画ではない。
本作はヒューマンドラマ映画である。
本作は意外にも感動してしまいます。

そういう構成だが、
感動などしません。

えび(しゃこ)という時点でおかしい。
その前提から感動などできるワケない。

最後には「何これ」と思う事だろう。
これがアルバトロス・フィルムです。

RE-174
あきしげ

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