さりさり

その男 ヴァン・ダムのさりさりのレビュー・感想・評価

その男 ヴァン・ダム(2008年製作の映画)
4.0
どういういきさつでこの映画を観ることになったのかよく覚えてないんですけど、気がついたらyukiちゃんと黒ね子さんと一緒に観ることになってました。笑

ジャン=クロード・ヴァン・ダムがジャン=クロード・ヴァン・ダム自身を演じる映画。
歳をとり、若干落ち目になったアクションスター。
プライベートでは離婚問題で心身共にやつれ気味。
えっ、どこまでが実際のこと?
全部ホントのことですか?
自虐ネタ盛りだくさんです。

と言っても、私はヴァン・ダムという俳優をほとんど知らず、彼の出演した映画は確か1本だけ観たようなのですが、彼の姿は全く覚えてません。
こんな私がいきなりこの映画を観ちゃっていいのかなぁ~と若干の不安要素はありましたが、ヴァン・ダムという人に興味が出て来たこともあり、意を決して観てみることにしました。

そんなわけで、いざ蓋を開けてみると……
いや、なにこれ、面白い!
私が好きな感じじゃーん!
って、テンション上げ上げになっちゃった!

道端で声をかけてくれたファンに対してすごく優しく接し、感じ良く一緒に写真撮ったりなんだりしてたのに、その5分後には郵便局強盗起こしちゃってるー!?!
拳銃も発砲して、怪我人まで出ちゃった?!?
人質も男女子供を含め数名、立てこもり事件です。
一体なぜヴァン・ダムが?!?
アッという間に野次馬たちも集まり、まるでアル・パチーノの『狼たちの午後』を彷彿とさせます。
とにかく謎が謎を呼び、目が離せなくなりました!

終盤で彼は、これまでの彼の人生とこれからの夢を語ります。
でも、彼の流した涙を理解するには、私はまだ彼を知らなさすぎました。
やはりこの映画を観るのは早かった。
もっと彼の映画を観て、彼のことを知ってからの方が、流した涙の意味も理解出来、心に響いたのかもしれない。
順序が逆になったけど、ヴァン・ダム映画をこれから少しずつ追って行きたいなって思いました。
すごく魅力のある人に感じたからです。

彼を知るきっかけを作ってくれたyukiちゃん、ありがとう。
一緒に観てくれた黒ね子さん、ありがとう。
遅ればせながら、私の「イケオジ名鑑」にまた一人追加確定です。笑
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