インファナル・アフェアIII 終極無間の作品情報・感想・評価

「インファナル・アフェアIII 終極無間」に投稿された感想・評価

箱蛙

箱蛙の感想・評価

4.0
2015/07 (TSUTAYAレンタル)
Haru

Haruの感想・評価

4.2
有終の美を飾った最終章。

静かなレオン・ライがいい。
sunja

sunjaの感想・評価

3.8
シリーズの完結編
香港映画の(日本での)最盛期を感じさせる。
この頃は公開時に香港俳優が来日してたなぁ~と思い出す(アンディもトニーもめっちゃいい人)
GK

GKの感想・評価

4.0
『インファナル・アフェアIII 終極無間』は『インファナル・アフェア 無間序曲』に次ぐ「インファナル・アフェア」、三部作の三作品目。
シリーズの完結編である。

『インファナル・アフェア』の前後数ヶ月を中心に話は展開する。
ヤンは組織の中でどういう立場だったのか。
ラウはヤンが死んだ後、善人になることができたのか。
『インファナル・アフェア』の世界を完結させる前日譚、後日譚が本作である。

「インファナル・アフェア」シリーズの一番の主題は「仏教」であり、
作品の冒頭に仏教の経典が語られる他、三部作全てを通して浮かび上がってくる概念は「因果応報」である。

「因果応報」とは、良い行いをした者には良い結果が、悪い行いをした者には悪い結果が起こる、という概念だ。ヤンとラウはまさに「因果応報」を体現している。

ヤンは善人だった。長い潜入生活で多少乱暴で薬中気味ではあるものの、彼がマフィアにいるのは「善人であるため」だ。
だからこそ、彼は警官として死ぬことができた。

一方のラウは悪人だった。2作目で描かれていたように、1990年代マフィアの大ボスを殺害し、警察に潜入した後も情報を流し続けていた。
彼は「善人になりたい」と願うようになるが、そう簡単にはいかない。
性(さが)から逃れることができず「善人になるために」悪事を重ねていく。
そして本作の最後には、死ぬよりもつらい『終極無間=無限地獄』で苦しむことになる。

なんて残酷な「因果応報」。

だがしかし、これは仏教の概念をストーリーに導入したアジア映画ならではのものである。
そこが本シリーズの醍醐味であり、ハリウッド映画にはないものだ。

仏教の教えは時に残酷であり、諦念を求められる。


一方で、たとえばキリスト経では悪人に対する宗教の態度は「救済」である。
ラウのような悪人に対しても、「無限地獄」ほど残酷なストーリーにはしない。
その国ごとの宗教観により、映画の脚本や演出も違ってくるのだろう。


人間の罪深さとその報われなさ描いた本作は、まさに香港ノワール。
アジア映画の面白さを見直した。
■過去に見た作品としてマーク(再観賞時にレビュー予定)
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