もっと早く観とくんだった。
造形が古いし、有名すぎて何となく話がわかっていたので観ていなかった。
確かにBTTFやエイリアンみたいな派手さはないけど、めっちゃいい映画だった。
SFの設定を借りているけど、中身は少年の成長と、彼の少年期との別れを描いたジュブナイル映画だと思う。ピーターパンの引用もあるし。
鍵をぶら下げている男はエリオットの父親かとも思ったけど、そうじゃないっぽい。
エリオットの将来の姿=宇宙に携わる人間を写しているんだろうか。
「10年(10歳の時から?)待っていたんだ」って言ったのはそういうことだろう。
だから大人を邪魔者でこそあれ悪者としては描いてない。
''Grown-ups can't see him. Only little kids.''とエリオットは言うが、e.t.が''I'll be right here''と言ってくれるのが泣かせる。
子供の頃のワクワク感を思い出させてくれる映画。
悪ガキ達が協力してくれる展開が熱すぎるし、チャリで空飛ぶ場面でうるっときた。
e.t.が折り畳み傘に驚いた際に離れた場所のエリオットが牛乳を落としたのは既に感情の共有が始まっていたから。
エリオットがe.t.を兄に紹介する時、兄がインベーダーゲームのtシャツを着ている。