【ジュブナイル～少年から大人へ】
地球にひとり取り残された宇宙人と少年の出会い、友情と別れ
〈子役から羽ばたいたスターたち〉
・ドリュー・バリモア
〈見処〉
・『ジュラシック・パーク』や『タイタニック』が記録更新するまで、長く歴代ナンバーワン映画の地位にいた映画。
・今となってはユニバーサルスタジオのアトラクションも無くなってしまったが、映画界のキングがスピルバーグであるならば、映画作品のトップとして愛され続けるべき一作。
・ストーリーは、後作のジュブナイル作品に模写されるベタな内容であるが、異星人(異文化)との心の交流を描く作品は多くない。当時の視覚効果の技術で、それをやってのけたスピルバーグは、映画界のキングに相応しい。
・「オリジナルストーリーのヒット映画は必ず続編が作られる」のセオリーに当てはまっていないのは、本作の完成度とともに、製作陣や鑑賞者がエリオット少年とETの関係を永遠に保持したいからだと思う。
・本作の作曲を手掛けたジョン・ウィリアムズもまた、『ジョーズ』『未知との遭遇』『スターウォーズ』『スーパーマン』『レイダース』と神曲を連発している、映画音楽のキングである。
