こひた

捨て身のならず者のこひたのレビュー・感想・評価

捨て身のならず者(1970年製作の映画)
2.2
降旗さん監督業初期ゆえか、警察や報道機関、暴力団、政府に対する「権力性への反感」が生で出すぎてエンタメとしてのストーリーが散漫な印象。

一方で妻が事故死する経過を暗転だけで示す演出や、何気ないセリフの機微は鋭さを感じる。

マゾなオネエ受刑者はステレオタイプすぎるが笑えるインパクト。

復讐劇自体は安定のテーマだが、報道関係者を主人公にするのは何かと難しいのではという印象が強まった。
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