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ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記のtatsuのレビュー・感想・評価

3.2
藤子F不二雄は、今作を執筆中に亡くなられたようで、遺作となるそうです。

昔鑑賞した記憶はありますが、ほとんど内容を覚えていなかったので新鮮な気持ちで見る事ができました。

ドラえもん映画は結構社会派メッセージも強めな作品が多く、今作も環境問題をテーマにしていると思われます。

概ね今作も楽しむ事はできたんですが、2点気になったのは、タマゴコピーミラーがヤバすぎる問題。今作のヴィランが前科百犯(百犯もやばい)の脱獄囚となるわけですが、人間をコピーして軍団を作るというのがちょっとすんなり受け止めきれない感はありました。フィクションです!と言われればそれまでですが・・・

あと、その中でも「ホクロ」というあだ名の、見た目はヴィランのクローンですが、善玉が出てくるのですが、彼はあくまでコピーなだけであって前科百犯を犯しているわけではないという点では、もう少しラストは報われても良かったのかな?とも感じました。ここは少しもやっとポイント。

2点目は、ねじまきシティの創生シークエンスがすっ飛ばし過ぎなのもなんかもったいなく感じたり。ドラえもん映画って、その街とか星を築き上げていく過程が楽しかったりするので、テンポはいいけどそこを飛ばし過ぎな気もちょっとしました。
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