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ONE PIECE ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.3
難破船からゲットした宝箱の中に潜んでいたローバと名乗るお婆さんに、自分を”メカ島“へ送り届けてくれたら、島に伝わる秘宝”海の王様だけが被ることの出来る金の王冠“をあげると言われたルフィたち海賊団は、一路、メカ島へ針路を取った。ところが、彼らを待っていたのは、母親を誘拐されたと勘違いしたローバの息子で、島の領主で、自称天才発明家のラチェットと、彼が率いるマジ将軍とホンキ大佐からの手荒い歓迎だった。上陸を許されず、仕方なく沖合いに停泊することになったルフィたち。しかし、お宝を諦めた訳じゃない。その隠し場所を示す鍵が、島に伝わる島唄『ゆらり唄』にあると睨んだ彼らは、歌詞に隠された謎を解き明かし、島の一角に怪しげな洞窟を発見する。一方、同じくお宝探しに苦心していたラチェットは、ルフィたちに先を越されてはと、言葉巧みに彼らを利用。共に洞窟の奥へと進むと、更なる歌詞の謎を解読させ、遂に――それまで島だと思っていた巨大な亀”島ガメ“を目覚めさせるのであった。実は、島唄は島ガメを起こす方法を記したもので、ラチェットはその亀の力を使って世界制服を企んでいたのだ。だが、亀は産卵の為に千年の眠りから覚めことが判明。それを知ったルフィたちは、ラチェットの野望を阻止すべく、彼の仕掛けるカラクリ城の罠をかいくぐり、打倒に成功。島ガメも無事産卵を終えることが出来た。その後、亀の卵の殻が金で出来ていることに気づいたルフィたちは、反省したラチェットからそのひとつを貰って島を後にするが、途中、殻は海の底に沈んでしまうのであった……。
ラチェットが作った戦闘ロボットやからくり城に仕掛けられた落とし穴や遊園地のジェットコースターのような仕掛け、古代文字の書かれた石板や島に伝わる歌の謎を解きお宝を探すトレジャーハントの楽しさ、ルフィたち麦わらの一味と戦闘ロボットのバトル、男の子心をくすぐるアドベンチャーアニメとして楽しめるアニメ映画。今回の作品からクオリティが上がった作画、ラチェット役がはまっていた稲垣吾郎の演技が、印象的。
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