時計の針が12時を指した時、高層ビルから飛び降りると宣言する男。現場へと駆けつけた刑事は説得を試みるが…。
『ニューオーリンズ・トライアル』の脚本を手掛けたマシュー・チャップマンによるサスペンススリラーだが、至るところに宗教的なモチーフや信仰心といったワードがちらつく。正直なところ私は「で、でた~!信仰心!へっ、そんなの微塵もねえわ」みたいな感じなので鼻クソほじりながら観ていたシーンが多い(あっ、あっ、怒らないで!)。
しかし、終盤からの怒濤の展開は面白かったなあ。チャーリー・ハナム、パトリック・ウィルソン、テレンス・ハワードら男性陣の演技もそれぞれの味がしっかりと滲んでいて良かった。特にパトリック・ウィルソンの無表情顔がめちゃくちゃ怖い!良きパパリンのイメージがあるから尚更な…。
それに比べてリヴ・タイラーの劣化っぷりが酷くて地味にショックだゾ…。たるんどる(色んな意味で)!!
にしても一番かわいそうなのはテレンス・ハワードなのでは?