安堵霊タラコフスキー

ファントム・オブ・パラダイスの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.2
オペラ座の怪人をロックでアメリカンニューシネマ的にアレンジした強烈な作品。

元ネタを更に過激にした内容だったりロックナンバーの良さだったりも気に入った点ではあるものの、この時代のデ・パルマらしいヒッチコックオマージュや長回しが有効活用されていたという意味でも結構琴線に触れて良かった。

しかし劇中音楽も作ってる極悪プロデューサー役のポール・ウィリアムズ、ヒロインが歌う曲とかにカーペンターズが強いものがあったからもしやと思ったら案の定曲を提供してたり作詞をしていた人物だったのには驚いた。(ということは途中に出てきたポップなグループの元ネタは同じくいくつかの曲に関わっていたスリードッグナイト?)