タランティーノのジャンゴが傑作で
それの元ネタと聞いて気になってた今作
ほんとにジャンゴを思い出す
そのルーツとなるとんでもない作品だった
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奴隷制度は神が決めたとか
当然のように黒人を虐げる
白人貴族の精神は根が深過ぎて
本当に誰を責めるべきか分からなくなるレベル
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もはやその人達にとって黒人は
同じ人間というカテゴリーではなく
"飼育"された家畜扱い...
彼らをぞんざいに扱う描写は胸糞悪すぎた
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白人が黒人を競り落とす奴隷市場まであり
そこで皆んなが欲しがるのが
タイトルの"マンディンゴ"という
サラブレッドのような血統書付きの逸材
美形で強靭な肉体のマンディンゴは
高値で売買される人気商品らしい
自慢のマンディンゴを競わせる
ファイトシーンは私まで目が痛くなりそうだった
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この作品は、マンディンゴとその主人である
貴族の白人息子、その嫁の白人女
さらに息子の黒人奴隷の女で繰り広げる
なんとも痛ましい愛憎劇としても
描かれていて、この時代の悲惨さを
より強烈に体験させられるわけです。
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黒人を利用した性欲処理や
種付けも当たり前の所業で
この世界に"愛"なんて言葉は
微塵もないのかと思いきや...
そこらの白人とは少し違う価値観の息子
この息子がなぁ。
ちょっといい奴だと思ってたのに。
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怒りの矛先をクソ親父に向けたのは納得だけど
それでは到底解決にはならないと分かるから
なんともやるせない。
この最悪な時代を恨むしか...
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今まで観た人種差別映画の中でも
特に過激でメッセージ性も強くて
こんな地獄のような環境が
300年前の事実だったなんて
信じがたいくらい
自分の持ち合わせてる感覚とは
かけ離れてるわって思ってたんだけど...
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観終わって何気なく犬の散歩しながら
ペットを飼育するという
遠からずな自分の感覚と向き合ってしまって
なんとも言えない気持ち悪さに襲われた
