高橋典幸

マンディンゴの高橋典幸のレビュー・感想・評価

マンディンゴ(1975年製作の映画)
4.0
奴隷牧場、、牧場かぁ。。映画「マンディンゴ」(1975)鑑賞。人間って興味深いです。
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時は、1840年代。奴隷制度存続を主張してアメリカ合衆国を脱退した南部11州で結成されたアメリカ連合国と、奴隷制度廃止を主張するアメリカ合衆国北部23州との間で起る南北戦争開戦の20年前。奴隷制度が社会の仕組みとして機能し正当化されていた180年前のアメリカ。
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舞台は、ルイジアナ州。
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描かれるのは、奴隷牧場を運営する一家の物語。
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観ていて、映画「それでも夜は明ける」(2013)が頭に浮かびましたが、映画「マンディンゴ」は、描かれる逸話の数々、物語、描写において、それ以上に救いがない物語だなぁと感じました。。
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また、
映画「日本鬼子(リーベンクイズ)」(2001)、
映画「es[エス]」(2002)、
映画「42 〜世界を変えた男〜」(2013)、
映画「不屈の男 アンブロークン」(2016)、
映画「デトロイト」(2017)、
など、、そんな映画も頭に浮かびました。
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映画「マンディンゴ」、当時はこのようなことがあったのだよということを、物語として垣間見せられた貴重な映画体験となりました。
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1840年代のアメリカを描いた映画「マンディンゴ」を観て思うことは、2020年の現代、アメリカのみならず、世界各地で、そして、日本においても、あの時代から変わったのだろうかということ。
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変わったのかなぁ。
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変らず継承しているのかなぁ。
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どうなんですかねぇ。
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変わってきているとは感じるのですが、残念ながら今でも時におり見聞きしてしまう場に遭遇することがあるんですよねぇ。ファルコンハースト農園の一族や奴隷牧場を利用していた人々のような言動を、この日本でも。
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今は、本作の物語の時代から180年が経過した2020年の現代なのですが、変わらない人は変わらないんでしょうかねぇ。何かしらの影響からかを受け継ぎ継承してしまっているのでしょうかねぇ。。
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人間って、興味深いです。
高橋典幸

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