ひろゆき

[リミット]のひろゆきのレビュー・感想・評価

[リミット](2010年製作の映画)
3.2
銀幕短評(#65)
「リミット」

2010年、スペイン、オーストラリア。 1時間34分。
総合評価 63点。

原題は、“埋められて”。
アイデアがよくて、なかなかおもしろい。火星物語「オデッセイ」と同点としました。どちらも極限状態で ひとりの男が窮地からいかに生き延びるかを突き詰めるストーリー。

ある男が意識を取り戻したときに気がついたのは、自分が真っ暗な とても狭い木棺に閉じ込められていること。極めて限られた身の回り品で、孤独や恐怖と戦いながら、いかに脱出がかなうのか?

脚本、俳優、演出、カメラがよい。ひとつよくないのは主人公の絶望を表わすときの、ありがちな興ざめするカメラワーク。

男のアメリカの住所である、ミシガン州アナーバー市はわたしが働いた治安のよいきれいな町で、ミシガン大学の学園都市である(デトロイトの衛星都市)。映画では名前が出てくるだけだけど。

しかし映画は、腰だめ鉄砲で自分で新作をいろいろ探すよりも、ひとに教えてもらったのを観るのが、ハズレが少ないなあ、やっぱり。
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