さとし

[リミット]のさとしのレビュー・感想・評価

[リミット](2010年製作の映画)
3.7
これは衝撃的な作品ですね。
いや〜まさかのラストです。
ライアン レイノルズはすっかり「デッドプール」が十八番になりましたが、今作は演技の幅が広いことを証明しています。

声だけの出演は一人を除いて全員わかりませんでした。
唯一分かったのはCRTの偉い人の声が「恋はデジャヴ」から「メメント」までやれるベテラン俳優のステーヴン トボラウスキーだったことですね。あの人は協力者の役が多いのですが、今回はこう来たかという感じです。

1時間半の間カメラワークや音楽を楽しむ余裕すらなかったですね。とにかく次がどうなるのかというそれだけしか考えていませんでした。あの奥さんのリンダの声の人は誰だったんでしょうね。電話での最後の会話の彼女の演技力は素晴らしかったです。

ライアン レイノルズの喜怒哀楽が全て出し切った作品ですね。8割型ずっとああああっうううううっおおおおおっええええっいいいいいいっみたいな声を出していただけなので楽と言えば、楽なんでしょうけどね。

それにしてもあのケータイは優秀でしたね。最後にバッテリーがなくなりそうになってからだいぶ持ちましたね。

ただし、思ったのはイランにいるということを分かってるのならまず最初に電話するのは大使館の様な気がします。アメリカ人が外国へ行ってこういう事件に巻き込まれたんですからね。もう少し考えて欲しかったです。

個人的には気に入ってるのは作品の終わり方ですね。メジャーなスタジオが手がけたわけでないからいろんなことができるというわけですね。自由になんでもチャレンジできる環境を俳優やスタッフにさせてあげたいです。

あと思ったよりも狭くなかったです。もう少し狭いのかと思っていました。人が手をのばして物を書けるくらいだったので意外と広そうでした。

今作を面白くないと言ってる方もいるようですが、わからなくはないです。終わり方が意外だったのが個人的には好きでした。喜劇より悲劇を描く方が衝撃は倍増です。
さとし

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