サラエボの花に投稿された感想・評価 - 15ページ目

物憂げな表情の女たち。

冒頭から何処か鬱々とした表情の地味な中年女が似合わないディスコに入っていくところから始まる。
場所はサラエボ。1992年にヘルツゴビナとの内戦があった場所の物語だ。
…

恐ろしい記憶と目の前の愛すべきもの(娘)とが絶ち難い関係であり、苦悩のなかで、大切に娘を育ててきたエスマ。

ふたりが真実を分かち合うことができたのも、娘サラに対し注いできた愛情が偽りのないものであ…

本作は、2006年ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した。

舞台はボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ。
「民族浄化」の名の下に行われたボスニア内戦の傷跡はまだ癒えていない。
そんなサラエボに住む母…

国内に3民族が存在することで、独立を機に利害や権力において争いが起こり内戦に発展。
戦時中の女性への性的暴力は他でもあるが、この時は敵民族の子供を出産させ、所属民族ごと辱めて後世に影響を残すという組…

ボスニア紛争から十数年たったサラエボが映画の舞台。
一見すると、仲良くくらす母と娘。ただそこには十数年たった今でも消えない傷が残っているのだ。

始まってすぐ思ったのが、娘がめっちゃ美人！その彼もめ…

ボスニア紛争後のサラエボで暮らすある母と娘の物語。紛争が残した心の傷、不安、隠された事実。母は沈黙し、娘は苛立ちを募らせていく。見たあとすごく複雑な気持ちになった。紛争の記憶と、残された現実を背負い…