ぺー

空の大怪獣 ラドンのぺーのレビュー・感想・評価

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)
3.6
映画 空の大怪獣 ラドン(1956)日本/82分
監督 本多猪四郎
原作 黒沼健
脚本 村田武雄 木村武
音楽 伊福部昭
主演 佐原健二 平田昭彦 田島義文

PCR検査の結果が陽性だったのでラドンを摂取したら治るんじゃないかと思い、小2の頃から気になっていた作品をようやく観る事ができました。
初代ラドン、不思議なことに火耐性無いんですね。阿蘇山の付近で育っているので火耐性が必ずあると思いきや。ラドンと戦闘機との空中戦闘シーンと衝撃波ソニックブームがちゃんと以降のゴジラシリーズやキングオブモンスターズでも使われているのでやはりラドンの活躍は偉大ですね。
本作もラドンが出現するまでが魅力的で、炭鉱街の坑道で謎の殺人事件が発生......被害者は鋭利な刃物で傷つけられた跡があり犯人は人かと思いきや古代昆虫メガヌロン......しかしメガヌロン出現は序章に過ぎない......前半がメガヌロン編で後半がラドン編に分かれていて怪獣映画における「何かが起きている」「正体不明の何かの気配」「想像を絶する非常事態」が当時にしては演出はチープですがラドン出現までの経緯がよく描けていました。特撮描写も力を入れていてソニックブームで街が吹き飛ぶのはめちゃくちゃ良いです。特にラストの爆発は何回も繰り返しすぎてぶっ飛んでいたが昭和ならではの怪獣映画の演出を満喫できました。しかも初代ラドンは1体だけではなく2体。
ちなみにメガヌロンですが、メガヌロンは成長するとメガニューラになり、選ばれし一匹がメガギラスになります。
2000年公開の「ゴジラvsメガギラス」でミレゴジと戦います。
まさかラドンがメガヌロンを食用にしてるなんて小6まで思ってもいませんでした。
ぺー

ぺー