SHIHA

空の大怪獣 ラドンのSHIHAのレビュー・感想・評価

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)
4.2
初っ端の炭鉱での水源のない場所での増水で、“ラドンの小便”じゃないかと疑っていたんだが、
全然違った。( ´∀` )
・・・そりゃそうか。
臭くなさそうだったもんなぁ(笑)

「この卵の殻のほんの一部分が描いているこのカーブから推測できる卵の大きさが問題なんです」みたいなことを言う科学者(笑)
オイオイ、楕円形に近い卵のどの部分かもわからない殻で、適当に大きさを推測するなよ。
・・と突っ込みも入れつつ、、、、

60年以上前の作品なので、ウルトラマンやガメラ、ゴジラが出てくるわけもなく、地震災害並みの大災害を、地位ある人々の知恵と勇気、さらに言えば、何も分からない状態の人々を守らねばならない責務感を集結して撃退してしまうのも、今から見れば新鮮な気がしました。

現代ほど便利でなかった時代を生きる、当時の人々の生真面目さが滲み出ていて、その点が好印象で、とても心に残りました。
私が生まれてくる以前の日本の人々は、素朴で素直で真面目で、とても眩しく見えてしまいます。

それで評価は高めにしています。
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