いわやん

空の大怪獣 ラドンのいわやんのレビュー・感想・評価

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)
4.8
東宝怪獣作品の、ひとつの頂点。

炭鉱夫の斬殺事件から始まり、犯人は古代生物メガヌロンと判明。

討伐の為に、炭坑に入るが落盤に合い一人行方不明に。

のちに、発見され記憶喪失状態だったが、ひょんな事で記憶が復活。

その男が見たことを喋りだすが、途方もないことで、信じられない。

やがて、男の見たことが目の前に!

前半は、メガヌロンを軸に物語は進みますが、ラドン登場とともに一気に怪獣映画の大迫力に変わります。

F-86Fセイバー対ラドン

ラドンによる福岡市街地の蹂躙

自衛隊のミサイル攻撃

どれも、ミニチュアワークが素晴らし過ぎ!

なかでも、ラドンの衝撃波で壊される福岡の街なんて実写かと思うシーンも。それと吹き飛ばされるジープは、運転手まで捲き込まれるミニチュアが秀逸。

で、BGMも伊福部で間違いなし!

この作品、怪獣作品に欠かせない光学合成の光線武器が一切ありません。
全てクロマキーとか、ミニチュアで演出されてて、素晴らしい迫力を産み出してます。
いわやん

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