NORIDAR

空の大怪獣 ラドンのNORIDARのネタバレレビュー・内容・結末

空の大怪獣 ラドン(1956年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ準レギュラーラドン君の冠映画。

何が良いって始まりから終わりまで全て良い!

殺伐とした炭鉱の殺人事件から始まる冒頭は生々しさを感じ、そしてトラウマ怪虫メガヌロン君が気持ち悪い音と共に登場。
もう本当、勘弁してほしいくらいの気持ち悪さで最高!笑
ウルトラQの不気味さに似てる、あの感じ。

そしてお目当てラドン君の孵化シーン。
鳥の孵化から記憶を呼び起こす所は凄く好き。
そして顔を出すラドンも可愛いくて好き。

特撮シーンも言うことなしのクオリティで、ゴジラとは違った街の破壊を見せてくれるので新鮮で楽しめる。
更に舞台はわが街福岡!上がらずにはいられない、ひゃっほーい!
福岡はギドラしかり基本飛行物体に破壊される街なんだなぁ。

そして名シーンのラスト、火の国で人間によって生まれ人間によって死んで行くラドンはこれでもかという長さのロングショットで死に様を見せてくれる。
燃え尽きて行く様を人間たちが切な気に、又は満足気に見守る様は考えさせられる。

テーマとしても特撮としてもレベルの高いゴジラと双璧を成す名作。




目の前で人がメガヌロンに殺されてるのに「しまったなー」って、感情無さすぎか。笑
人間のがよっぽど怖いわ。
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