よしおスタンダード

パープル・バタフライのよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

パープル・バタフライ(2003年製作の映画)
3.4
No.2711

【"闘争"の名の下に押し潰された、感情と感情の交錯、ゆらぎ。その存在の脆さと淡さは、まるで、闇に彷徨う"ムラサキの蝶" の喘ぎ】

ロウ・イエらしさがよく出ている作品ともいえるし、

いやいや、いくらなんでもやりすぎだろう、ともいえなくもない。

この人の映画は、ニコラス・ウィンディング・レフンの映画と同じく「余白」から「余白以外」を探っていくタイプなので、

見る方は覚悟して、余白だらけの迷宮に入っていくしかない。