Aimi

ドライヴのAimiのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
3.8
最初の5分で心をがっしりと掴む作品。
観るまではとても眠たかったから2日に分けて観ようかなとか考えてたのに、つかみがよかったので結局一気に観てしまいました。あれはかっこいいというか、スタイリッシュでクール。ずるいや。

ストーリーはわりとよくある展開なんだけれど、冒頭5分で魅せてくれたクールさを漂わせながら進むので五感も心も画面に釘付けになっている。あの空気は何から醸し出されてるんだろう。
主人公、ヒロイン、音楽、光と影、画作り、血飛沫。
そんな様々な要素が混じり合って独特なものに仕上がっている。
なかでも音楽がとてもいい。シーンにとても合っている。落ち着いていて心に沁み入ってくる。
光と影も美しい。画がいちいち画になっている。洒落た芸術作品のよう。
そしてエレベーターのシーンは珠玉の出来。あんなに素敵なシーンは滅多に出会えない。
そんな中でいて暴力シーンは容赦がない。ぐっさりいくし、潰れるし吹っ飛ぶし、血で溢れてる。
それらに彩られて、背徳さや純真さがないまぜの三角関係が物語を展開させていく。
全てのものに宿る動と静が絶妙に混じり合っていて、そのバランスの上手さは最後まで心を捕らえて離さない。

これが「魅力」っていうんだろう。