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ドライヴのMのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
3.9
ネオンデーモン観に行くため、慌ててレンタル。

映像、音楽、ストーリーと文句なしの仕上がり。なんというか、色んな点においてtoo muchになってないところが良かった。

それにしても、多くを語らない男って、どうしてこんなにもクールで惹かれるのかしら。
ライアンゴズリング、好きになった。

正直、主人公が事件に巻き込まれていく始めの方は、おいおい、そんな危険な目にあってまで…もう関わんなきゃいいのに…とか、思っちゃったけど、最後の電話のシーンの一言で、なんか色々腑に落ちた。あの一言が全て。
本人の中に潜む暴力性と、この誰よりも深い愛が生んだ、切なくて、痛くて、だけども美しいお話。

グロシーン苦手なので、ひーっと目を覆いたくなるシーン多々あったけど、よくよく考えると、あれがもしなかったら、きっとこの映画はただのクールなお洒落映画程度に認識されていたかも。
いやいや、俺は生ぬるいことしたくないんで、というレフンの強い意志が感じられる。

完成度高めの作品。
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