車の修理工をする傍ら映画のカーアクションのスタントドライバーをしている顔と、強盗犯の逃走を請け負う「逃し屋」という裏の顔を持つ孤独な男がこの作品の主人公。
ライアン・ゴズリングが演じる劇中の彼は寡黙であまり多くを語らない。ちょいちょい出来る沈黙にザワザワさせられる…でもこの感じが凄くいい。
静から動へのストーリー展開もメリハリが効いていて鮮やかで面白く、カーアクションも良かったのですが…
いかんせん、主人公が自分にはうまく掴めない。うぶなのか、深いのか、賢いのか馬鹿なのか…正直最後までよく分からなかった…けど、相当格好良いんです。
で、思ったのが、ストーリー云々ではなく雰囲気や映像美を楽しむ為の映画なのかも知れないということ。
作品とうまくチューニングが合う人には刺さるのかも知れませんが、自分は最後までモヤモヤ。静から動はいいけれど、この流れでよく分からないスプラッターとかはちょっと…😅w
それでも、メロドラマやクライムサスペンスと視点を変えると楽しめそうにも思える作品。