マーティT800IMAX

ドライヴのマーティT800IMAXのレビュー・感想・評価

ドライヴ(2011年製作の映画)
3.4
独特の空気感を持った監督‼️

ちょっと一味違いましたね。


音楽は必要最低限に抑えて、
静かに、淡々と進む構成やけど、
グイグイ引き込まれました。

カーチェイスシーンですら無音ww
響くのはタイヤの音、エンジンの音のみ。

これは斬新でした。

音楽に頼らなくても、魅了できるよという監督の自信の現れのようにも感じました。


作品全体としては、

引き込まれはしましたが、面白いかどうか、おすすめするかどうかで言うたら、少し微妙ですかね💦

好き嫌いは分かれるかも。


僕が映画に求める好き要素は、
今作には少し少なかったようです。


だけど、不思議とジーっと最後まで見入ってしまう。
こーゆー事が、良い監督って事なんでしょうか❓(^-^)


平日の夜、仕事終わりで眠たい時に見始めたので、このままでは寝てしまうと思い、
その日は観るのをやめて、別の日に改めて再トライ。


穏やかなラブストーリーと思いきや、
これがなかなかの、バイオレンス描写に驚きww‼️

いや、タイトルの「ドライヴ」風に言うと、ヴァイオレンス‼️

飛び散る血、血、血💦
飛ゔぃ散る血、血、血💦


金槌を振り下ろすライアン・ゴズリングで
、目ぇ覚めますw


悪者には容赦のない徹底した仕返し。
卓越したドライバースキル。


この男何者⁉️


役名は、なんと「ドライバー」。

昼間はカースタントマン、夜は強盗の逃し屋をする本名もわからない、寡黙なこの男の素性は最後まで明かされず謎でした。


他の作品ですが僕が好きな、
ジョン・カーニー監督の、
「ONCE ダブリンの街角で」の主人公と、ヒロインも役名は、

〝男〟と〝女〟

でした。

役名をあえて設けない事で、観る人に想像させる要素が生まれて、作品に深みが増すように思うので、いいアイデアやなって思います。

僕もフィルマークスの名前を、〝男〟に改名しようかなw


このドライバー、はじめは寡黙で物静かなキャラクターかなと思いきや、後半になるにつれ、なかなかのヤバさを発揮していきます。

いや、ヤヴァさをw‼️

表情をほとんど変えずに、車で突っ込み、銃を放ち、金槌を振り下ろすwww💦

返り血で顔面血塗れの、
ライアン・ゴズリングはなかなかでしたw


エレベーター内で、敵の顔がぐちゃぐちゃになるまで踏みつけるシーンは、ドン引きですwww

ドライバーが身につける、背中にサソリ🦂が施された白のスカジャンが印象的。

だいたい白のスカジャンが、返り血で赤くなる説w
その効果すらも、監督の狙い❓❓

美川憲一さん以来の、サソリの男。



そして、
このドライバーの隣に住み、恋仲になる旦那が服役中で子持ちのアイリーン。

演じるのは、
キャリー・マリガン。

これは可愛い〜💕

めちゃくちゃ可愛いじゃないか‼️💕

これは、子供がいようが、旦那が服役中だろうが、そんなのかんけーねーと思わせるキュートさでした(๑˃̵ᴗ˂̵)

キャリー・マリガン、、、

ふむふむ、

メモメモ📝

今作のおススメ要素です‼️




元々無表情なドライバーが、
撮影用の特殊マスクを被って、さらに表情が無く敵を追い詰める終盤のシーンは、もはやホラーですww


なかなかジャンル分けできない今作ですが、監督の観るものを引きつける映画作りのセンス、
クールでダークで、ミステリアスなライアン・ゴズリングに、
キュート過ぎるキャリー・マリガンは要チェックの一作です(๑˃̵ᴗ˂̵)


※以下ネタバレ※












敵ボスと差し違えて、黙ってアイリーンの元から去るドライバー。

何も語らず、走り出す車。

からの、静かなエンドロール‼️


おおお‼️
なんと映画的な‼️

なんと余韻のあるエンディング‼️


余韻のある、その後の結末を観る側に想像させるエンディングは好きです(^^)♬♬




もし、僕が映画を撮るならこんなエンディングにしたい。


一人暮らしの〝男〟が、酒を飲みながら映画を観る映画。
レビューを書いてるシーンで、そのままエンドロールにフェードアウト、、、。

誰が観るねんw‼️