久しぶりに鑑賞。スクリーンで観るのは初めてかもしれない。遠い昔、年末の夜中にテレビで見た記憶が…
昔は、随分厳しい過酷な訓練に耐えてきたのね…と思っていたんだが、改めて観ると、過酷なんてもんじゃない、毎日毎日、暴力暴力暴力の世界。結構な時間を幼少期に割くんだけれど観ているのが辛かった。そういう時代なんだろうけど、以前観たときより、何よりもこのパートが辛すぎた。
レスリー・チャン演じる程蝶衣、物心ついたときから壮絶な暴力を受け、舞台にあがったら、パトロン（？）からいいようにされ、そんな中で守ってくれた段小を好きになるのは当然だし、普段も京劇の世界の中に生きている…のは当然だろうな、と思った。じゃないと、過酷すぎてやっていけない。
浮世離れしているレスリー・チャンはひたすら美しかった。
前はひたすらコン・リー邪魔！とか思っていた気がするが、今回は、レスリー・チャンとコン・リーの愛憎混じる関係性にやっと気がつけた。ちなみに今回、段小は「城島茂に似てるな…」と思った（笑）
色々思うことが沢山あるのだけれど、まとまらないなぁ。レスリー・チャンの妖艶さに終始やられっぱなしの３時間弱だった。
フィルムのノイズ混じりの映像も良かったし、版権切れが本当に勿体ない…
