中国近現代史、京劇、同性愛と、とっつきづらいテーマの映画だと思っていままで見ていなかったが、いままで興味がなかったからこそ、この未知の世界に釘付け。
愛憎とは、まさにこういうことをいうのだろうな。
みんなとても人間的。利己的で、生きるのに必死。そしてさらに時代の荒波に揉まれる。めくるめく出来事にこちらまで翻弄されるかのよう。
歴史を作った人ではなく、ある人々の立場からの歴史を描く映画って、好きだ。
そしてレスリーチャンがいかに素晴らしいか今更ながら知りました。あの動き、表情。
映画を見たなという充足感がたっぷり。