蝶衣の、受け入れざるを得なかった人生があまりにも切ない。
蝶衣の小楼に対する想いは本当のところどんなものだったんだろうか。
例えば、母親に愛情を持って育てられていたら
例えば、戦争がなかったら
例えば、時代が今だったら。女形をやっても服を脱いだらサクッといつもの生活に戻れるような時代だったら
例えば、あの出来事がなかったら
例えば、菊仙が現れなかったら
例えば、小四がもっといい子に育っていたら・・・・
これは原作が小説なんですね。
なのに、まるで実在する蝶衣のドキュメンタリーでも観たような気分。
余韻がすごい。
観終わって一晩経ったけれどまだ悲しい。
蝶衣の子役の子、すごく良かった。
ちなみに、京劇の歌?は、本人がやっているのかな。子役のレスリーチャンもそうだったらすごいな。