Ryu

プリンス/パープル・レインのRyuのレビュー・感想・評価

3.5
ミネソタ州ミネアポリスのライブハウスでバンド「ザ・レヴォリューション」のフロントマンとして活躍するキッド。しかし人気は落ちはじめ、メンバーのリサとウェンディとの仲も険悪になっていた。キッドの両親の関係が悪化しており、それが彼の音楽活動にも悪影響を及ぼしていた。そんなある日、キッドのもとにミュージシャン志望のアポロニアという女性がやって来る。2人はたちまち惹かれ合うが、「ザ・レヴォリューション」のライバル「ザ・タイム」のリーダー モーリスがアポロニアを自分のメンバーに引き入れようとする。

ミュージシャン プリンスが主演を務め、彼の下積み時代のストーリーを描いた自伝的作品。
まさにプリンスのPVのような作品で、パフォーマンスの数々がとにかくカッコイイ。パフォーマンス部分にかなりの尺を使っております。合間合間に両親との話や恋人 アポロニアとのラブストーリーが挟まれますが、まぁ薄い。演技のプロじゃない本人に演じさせてるのもあると思います。正直、演技が上手とは思えなかったし、セリフ量もかなり少ない。これにより感情移入が全然出来なかったです。ドラマ部分をしっかりして、プリンス役もプロの俳優とかだったら、最後の「パープル・レイン」はもっと刺さるものになっていたのではないでしょうか。
ドラマが薄くて、視覚・聴覚に魅力を全フリしたような作品って80年代あるある のような気がします。映画としては微妙でしたが、プリンスのスター性・カリスマ性は十分に感じることができる作品だったと思います。音楽映画というよりかはサントラ映画といった感じかな。
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