赤西蠣太郎

プリンス/パープル・レインの赤西蠣太郎のレビュー・感想・評価

4.6
1984年なので自分が15歳の頃の作品。殿下の音楽を擦り切れるほど(死語か!)聞いたあの頃を思い出す。
ドラマは稚拙、編集もかなり幼稚ではあるものの、殿下の圧倒的なパフォーマンスに今見ても鳥肌が立つ。映画としては大したことない話だが、プリンスの楽曲とパフォーマンスが際立っている。
殿下のキスシーンがちょっと素人っぽくて笑えたり、ザ・タイムのモリスがいい演技をしていたり、アポロ6は踊りがダサかったり、ウェンディ&リサと殿下の不仲説を上手く脚本に利用していたり、ファンには楽しい小ネタも多い。

Blu-rayでは「パープルレイン バッステージパス」というドキュメンタリーが特典で入っているが、その中でウェンディが「パープルレインの練習中にたまたま曲を聴いていたホームレスの女性が泣いていた」エピソードを聞いた時少し涙腺が緩んでしまった。