全ては"平和"のために
「大丈夫か？シャマラン」の始まり。良いキャスト、良いスタッフ、良い演技が揃っているのに何故かハマらない。キャラクター動機に辻褄が合わなく、全体的に微妙なストーリー。
映像に関しては撮影者がロジャー・ディーキンスなのでとても美しいです。村の撮り方から、夜の静けさ、村人同士のやり取り。やはり彼が撮る映像はどこを切り取っても繊細で美しいものしか残りません。
シャマラン作品特有の衝撃的なオチは前作『サイン』より好きです。他の作品も含めると一番好きな『シックス・センス』の次に好きかもしれません。「やりやがったな、シャマラン」の一言に尽きます。
公開当時のマーケティングはホラー映画とされていたようですが、どこからどうみてもサスペンス映画です。このサスペンス要素にちょこっとだけラブロマンス要素が加えられた作品。でも幼い時に観たら怖い映画だと捉えてしまうかも、、
シャマラン監督は本作の後に『レディ・イン・ザ・ウォーター』とかいうよく分からない作品を撮ったので、本作がめちゃめちゃ楽しめる作品に思えます。
