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生きてこそのkawazilikousakuのネタバレレビュー・内容・結末

生きてこそ(1993年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

生きるために人間の肉を喰らう、
これが大きな主題のひとつかもしれませんが、例え、100年分の食料がそこにあったとしても、寝ても覚めても、雪山、登っても降っても、雪山、そんな状況の中で72日間もサヴァイブできる自信が自分にはない。

神は多くのものを与えもするし、それ以上に奪いもする。
生と死の境界線、そして無数の選択に、何が正しくて、何が間違っているのか、誰に判断できるのだろう。
生還することのできた人達には、素直に賞賛と感嘆の言葉しかない。

そして、多分、この世界は、「生きてこそ」の価値が絶対にあるのだろう。

暖房を入れて、毛布に包まれ、せめて、肉焼こうよ、とか、俺だったら、カマクラ作るのに、とか、さんざん毒づきながらこの映画を見た僕にとっても。
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