1961年、ピエトロ・ジェルミ脚本/監督。
アカデミーで脚本賞、カンヌでベストコメディ賞、ゴールデングローブで主演男優賞（コメディ）他。
この監督、初鑑賞で、ネアレアリズモ時代の作品を見てませんが、相当面白いストーリーのイタリアン・コメディです。
シチリアの貴族 37歳のフェルディナンド（愛称フェフェ。※マルチェロ・マストロヤンニ）は、結婚12年になる妻ロザリア（ダニエラ・ロッカ）に嫌気がさしている。
隣に住む叔母夫妻の娘、16歳の美しいアンジェラ（ステファニア・サンドレッリ）が、夏休みに修道女学校の寄宿舎から帰ってきており、フェフェは恋に落ちちゃう。
ある日、アンジェラもフェフェに気があるのを知り、燃え上がる二人だが、アンジェラは休みを終え寄宿舎に戻る。
離婚厳禁のイタリアで、アンジェラと結ばれるにはどうすればいいか・・と、妄想の日々を続けるフェフェ。
妻ロザリアを他の男と不倫させ、その事で、妻を殺しても「酌量すべき情状」とみなされ「名誉の殺人」として軽い罪で済むはず。。なんてことを考え始める。
すると、妻と過去に関係があったらしい男（修復画家）が現れ、これぞ不倫相手に適任！と、フェフェは彼に自宅の絵の修復を依頼する。
妻と男が二人になるチャンスを作り、その不倫の現場を押さえるべく、隠しマイクを仕掛け、テープレコーダーで録音を始めるが。。。
マルチェロ・マストロヤンニのコメディ演技、いいですね〜。
妻ロザリアが何故か口元にうっすらヒゲが生えてるというキャラ設定も最初から気になって仕方ない。笑
