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天使のくれた時間のpapuaのレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
3.0
あらすじ

空港で研修のためにロンドンに行くジャックを止めるケイト。しかし彼女の願いは叶わず、恋人だった2人は別れることに。

13年後、ジャックはウォール街で成功を収め、独身生活を満喫していた。
クリスマスイブ、仕事を終えたジャックはスーパーに行くが、そこで黒人と店員のクジ絡みのトラブルに遭遇。
黒人が銃を出す騒ぎになるが、なんとかその場を収め、帰り際に黒人を諭すジャック。

黒人はジャックの言葉を聞いて「これから起きることはあんたが招いたことだ」と言ってその場を去った。

疲れて家で休んだジャックが目を覚ますと、同じベッドにはケイト…そして子どもが2人…。

ジャックはケイトを選んだ人生の延長上の世界へ迷い込んでしまったのだった…

というお話。


もしあのとき〜していればという映画で、邦題の通り、黒人の天使が主人公のジャックに時間を与えます。

天使が与えたのは愛のある人生、つまりケイトと結婚した場合の人生なんですが、違う世界線へ行っても13年という時間は流れているので、愛を選んだ生活にジャックは馴染めないし、彼を知る人たちからは変な奴という目で見られます。

要するにお金大好きジャックと愛を選んだジャックのギャップを楽しむお話なんです。

でもね、お金大好きジャックの立ち回りがどうにもこうにも下手というか、要領が悪いというか、イライラします。

そんなイライラを娘のアニーがおさめてくれます。とにかくこのアニーが癒しです。

そんなこんなで、最終的にジャックはどちらの人生を選ぶのか???

ってことになるんですけど、こういった場合の答えはわかりきってますよね。

ま、それでもジャックが元の世界線に戻るのがこの映画のいいところで、彼はもう一踏ん張りしなきゃいけないエンディングはよかったです。

にしても究極の選択で金か愛かの2択ってのは、ちょっと古典過ぎるかなぁ。
そこまで大金持ちになっていなくても、ここまで優秀ならもっと立ち回れるはずじゃ?と思わずにいられません。

ということで、ツッコミどころも少なくないですし、言いたいことは尽きないのですが、なんだかんだほっこりしてしまう映画なので、未見の方には是非ご覧いただきたい一本です。
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