もやし

天使のくれた時間のもやしのレビュー・感想・評価

天使のくれた時間(2000年製作の映画)
4.5
幸せな気持ちになる映画。というかそのためにあるような映画。

タイトルとあらすじを見ただけで映画の全容がほぼわかってしまうという…笑



学生時代かな? 彼女を取るか夢を取るかで夢を取った男。夢は叶い、社会的には大成功する。
だがそこで彼女を取っていたらどうなっていたかというのを体験することになる。


どっちが良いっていうのじゃない描き方なのが良いね。
あくまで主人公の視点が少し変わるきっかけとしての体験。


いきなり説明もなしに訳のわからんところに放り込まれてるから色々と無理がありすぎて面白い笑
いきなり、自分は本当は別の世界の人間なんだと言っても周りからしたら気でも狂ったのかと思われるだけだよね…笑

主人公の現実世界の方で培った知識がたまに役に立つのが良いね笑


リアリティは全然ないけど、こういうのも嫌いじゃないです。


目を覚ましてからの主人公の行動。
何度も諦めそうになりながらも、いや、でも自分が求めているものはこれなんだ、と何度も自分を奮い立たせるところはすごく好き。
真に人生で重要な瞬間ってこういう、今自分はどの選択をするのかという葛藤の瞬間だと個人的には思ってます。
どういう決断をするかは本人にもわからないけど、そこで悩んで答えを出すっていうことで成長できるんだと思う。

誰が見ても間違った選択だったとしても、それには意味があると思いたい。



エンドロールと共に流れるラストシーンの幸福感が異常でした。

それと彼女のスタイルが異様に良すぎ!笑
もやし

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