北の橋のmikuのレビュー・感想・評価

結局あのすごろくがなんだったのかちっともわからない。リヴェットらしい、冒頭の台詞の無い長回しがキマってる。そこにリベルタンゴの流れるシークエンス。パスカルオジェの超絶クールビューティーフェイスから飛び出す小鳥のさえずりよ。だだっ広い解体現場など、1980年のその一時にしか見られなかったパリの刹那的風景。ストーリーをまともに追いかけるのがばからしくなるな。