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灰とダイヤモンドのmaroのレビュー・感想・評価

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)
3.5
「午前十時の映画祭9」にて。

第二次世界大戦時、ドイツ軍が降伏した1945年5月8日のポーランドが舞台で、主人公が要人の暗殺を依頼されるものの、誤って別人を殺してしまい、それでもなんとか任務遂行をしようとする話。

話としては、戦争映画と言うよりも、主人公の青年に焦点を当てたヒューマンドラマみたいな感じなのだけど、始まりから終わりまで、作中ではたった1日しか経っていないのが新鮮。
大体の映画はそれなりに時間経つから。
とはいえ、白黒なので時間経過がややわかりづらいけど(笑)

1日だけで場所の移動もほぼないから、同じようなシーンが多く、淡々と進むのが少し退屈かなー。
これでサスペンスとかホラーだったら、逆に限られた空間での謎解きや恐怖が面白かったりするが。

その中にバーの店員に一目惚れして最後までいっちゃうロマンスを入れ込むのはやや強引な気もした。

最後はあっけなさすぎてびっくりするけど、場所がゴミ山というのが虚無感漂うな。
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