なつこ

灰とダイヤモンドのなつこのレビュー・感想・評価

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)
3.8
あの状況下で、生きる希望を見出すことは、幸せなのか、それとも叶わぬ思いに嘆く不幸なのか。

モノクロだからこその、色、美しさがとても印象的で、音楽がそれを更に美しく際立たせてくれます。
その芸術性の高さと逆行するように、物語は逃げ道もなく、暗い闇の中を彷徨う。
そしてあまりにもあっけない結末。

この時代の若者たちを思うと、胸が締め付けられる思いがします。
そんな中でこの作品を作った監督の思いは想像すらできません。
好き嫌いは置いておいて、間違いなく名作です。

以前観た時にマチェクのキャラクターに魅力を感じられなかったんですよね…。
今回皆さんのレビューを読んで再チャレンジしましたが、やっぱりそこは変わりませんでした…個人的な問題みたいです😅
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