灰とダイヤモンドのネタバレレビュー・内容・結末

「灰とダイヤモンド」に投稿されたネタバレ・内容・結末

青春小説のような映画です。祖国解放のためにレジスタンスに加わり、青年はテロ行動に走ります。戦争時だから、平常時の価値観で裁くことはできません。自分の政治的判断や行動に自己陶酔できるのも青春の特権です。それが歴史的に正しいのか否かはあえて問いません。
あのポーランドであのように立ち上がって、最後はゴミ捨て場でのたうち回って死んでいった、そういう青年がいたかもしれないことに思いを致しましょう。ワイダの『カチンの森』は明確なスターリン告発の意図があったので、1つの主義主張を押し付けられる息苦しさがある鑑賞になりましたが、この作品は当時のソ連への政治的配慮から悪者探しの思考回路に陥らず、何かカフカの実存的問いかけをされてるような気分にさせられました。そこに視聴者の主体的な自問自答の余地があるわけで、ドイツ、ソ連、ポーランド、の政治的関係を超えた「抵抗」の美学が表現されていたのではないでしょうか。
ラストの干してあるシーツが血で染まってくシーン美しすぎる
男は己の義の為に人殺しをした そしてこれからまた繰り返そうとしている 女を愛した 初めは少しだけ 次第に大きく膨らんでいく 血生臭い過去と現実から抜け出せるかもしれない 幻想だった 女は一瞬で理解する 男は元の場所へ戻ろうとしたがそこはかつていた場所とは少しだけ違う場所だった
軽妙で諦めてるように見える若者が愛を知って願望を口に出してからの死っていう、ガンとくる話だった
暗闇のなかで映画の光を見つめるときはいつの時代でもどこにいても同じような気になってしまう。

年上の彼がむかし、私くらい若かった頃にみたこの映画を映画館でみれるのは共有できるものが増えたようで嬉しくなってしまうから午前十時の映画祭は地方都市にはずっとあってほしいなあ。

新聞記者のお調子者が私のおじいちゃんに重なってやだな、

この映画に限らないけど、大人の映画だとか知識がなくて置いてかれたとか。そんな感想ばかりでつまらない!
あなたの映画だったかどうかが大事だよねえ、?
超有名作品をようやく鑑賞。
ポーランドの目から見た第二次世界大戦の終結の日を描いている。
共産主義と戦う姿、恋に溺れ闘争を忘れかける主人公。
歴史的背景が分からないと楽しめない。
あとは人物の説明が少ないので外人が同じに見えてストーリー展開が分かりにくい。
何度か見ると評価が変わりそうな予感。
午前十時の映画祭で鑑賞。
後から短縮されたPALマスターだと知ってガッカリしたが、本作のマスターは綺麗に仕上がっており良かった。
内容も戦争が終ろうとする中反ドイツから反ソビエトへと抵抗運動を続けようとする主人公たち、ソ連との協力を得て望んでいた共産運動を行えるを喜ぶ主人公たちが狙う標的、ただ戦争が終わり喜んでいる民衆を描いている。
本作のやり取りは印象に残るものが多く、ポーランドの民歌の中で抵抗運動を続けていかに死んでいくかと語る主人公たち、酒に火を点けて語られていく死んでいった仲間たち、恋を知り逆さの十字架の前で普通の学生になりたいと語る主人公など本作は印象に残るやり取りが枚挙に暇がない。
また、主人公たちが狙う標的も自分たちが反共産運動に対して抵抗した青春時代を語ったり、酒に酔っ払い暴れて出世を閉ざされ抵抗運動にも見捨てられる秘書官と新聞記者、そして親殺しを思わせるストーリーなどこの作品は優れてる要素が多いです。
主人公やヒロインのクリスティーナも綺麗に撮られており、ニクヴィスト期のベルイマンを思わせるシーンや、第三の男を思わせる光と影のシーンなど自分の好きな要素やシーンで固められていて非常に良かった。
巨匠アンジェイ・ワイダを代表する作品と聞いて本作を鑑賞したが、映画館でこの作品を観れて本当に良かった。
1945年5月の話。ワルシャワ蜂起から約1年後。ドイツ降伏の日。

後半30分が凄い。凄すぎる。

極端に二人の表情に寄ったピロートークのシーンやそこから続く墓地のシーン、急に現れる白馬や花火のように上がる焼夷弾。とにかく異様なテンション。そして有名なラストシーン。悲しい青春物語でもあり苦悩するポーランドそのものを描いているようでもある。

タイトルはポーランドの詩人、ノルヴィットの詩から。

「永遠の勝利の暁に、灰の底深く
燦然たるダイヤモンドの残らんことを。」
お酒の入ったグラスに火をつけて、友を弔うシーンがよかった

明日に向かって撃て!を彷彿とさせる、強烈で美しいラスト、!
第二次大戦でドイツが降伏。ポーランドが、ソ連の支援する労働党に統治されるのを、ロンドンの亡命政府は阻止しようとしていた。ロンドンの指令を受けた青年マチェクは、地区委員長暗殺を実行するが、間違えて別人を殺してしまう。
マチェクが若いということもあり、青春映画の側面もありました。主演のツィブルスキは、ポーランドのジェームズ・ディーンと言われたそうですが、ジェームズ・ディーン同様若くして事故で亡くなったのは皮肉です。

以下、ネタバレ。
ラストでマチェクは殺されますが、最近新しく発売されたDVDでは、ジャケットの改札でバラしてるのが残念💦
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