劇、劇中劇そして素晴らしい挿入歌が織り混ざって凄く厚みがあり、テンポ感が物凄く良い面白い映画だった。
小夏に見合う男になるべく奮闘しているシーンのテンポ感がすごく好きで、友情出演の真田広之さんのアクションがとてもカッコ良かった。あの数十秒だけで心掴まれた。
その奮闘シーンでヤスが男としてどんどんかっこよくなっていっていたのに、いつの間にかフリ通りにクズ男と化していった。と思いきや最後はカッコ良い男で終わる。完全にヤスにやられた。
仁義なき戦い以来の深作作品だった。こんなにもハートフルででも深作作品らしい迫力さもあり、エンタメとして凄い作品だ。そして、別の方がコメントで言っているが、女性の撮り方が上手い。