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蒲田行進曲のtorakkichiのレビュー・感想・評価

蒲田行進曲(1982年製作の映画)
5.0
日本映画で一番好きな作品。

主役の三人も、脇役の人たちも、深作欣二のスピード感も、つかこうへいのセリフも全部が最高。

何かがひとつでも欠けたらダメ。

なかでも一番好きなシーンは、小夏が銀ちゃんからプロポーズされて断るところ。

「俺の背中に浮かんでる孤独のこの字が読めねーのかよ!」からの「後悔するぞ!」「後悔するわよ!」がね、涙なくしては見れない。

ヤスのセリフももちろん素晴らしい。

「お前のことをね、好きになればなるほどね、悲しいんだよな、この心が。お前とね、一緒に生きていこうって思えば思うほどね、切ないんだよな、この胸が。お前とね、離れられなくなればなるほどね、苦しいんだよな、身体中が」

なんでこんなセリフ書けるんだろうか。

そしてやっぱり「這ってこい!上ってこい!」ですよね。

何回見ても新たに感動できる。
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