こやち

蒲田行進曲のこやちのレビュー・感想・評価

蒲田行進曲(1982年製作の映画)
4.5
ひゃ〜懐かしい。「恋人も濡れる街角」ってこんな前だったっけ?今観ればワンスアポンナタイム。面白うてやがて哀しき…でもやっぱり映画はやめられないと言うお話。
久しぶりに観るとやっぱりみんな若い。そんなエネルギーが撮影所に渦巻いている。つかこうへいの有無を言わせぬ暴力的でかつ人情的なストーリーが昭和だなぁ。

あの3人が3人ともバカで何でそうなるの?って言う事ばかりなんだけど、3人とも必死で可愛くて憎めなくなってくる。

風間杜夫が記憶の中よりもずっとシュッとしていて驚いた。大スター気取りだけど打たれ弱い。ヤスも小夏も何だかほっとけないんだろうな。あの場面での「銀ちゃんカッコいい」は泣けるわ。
あの大階段は落ちるのも凄いけど、駆け降りたりズリ落ちたりしてるのも怖い。ヤスさながらの覚悟の要る撮影だったのでは。だからこそのあの大団円なんだなぁ。


やけにキレキレのお姫様と思ったら志穂美悦子。真田広之が美しい。JAC大活躍。階段落ちも実はJACさんだったのね。
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